ホーム > 栗と健康 > 民間療法
昔から伝わる栗を利用した民間療法は色々とあります。栗を黒く焦がしてごま油でこねたものを 脱毛した部分に塗るといいといわれ、また栗の実を煎じて飲むと慢性嘔吐や糖尿病の治療に効果があるといいます。鼻血が止まらないときは、 焼いた栗の粉をおかゆに入れて食べたといいます。

また昔は、実の渋皮を粉にしてハチミツに混ぜたものを顔に塗ると、顔につやが出てしわにも効果があるといわれていました。そして、やけどをした場合も栗のイガや茎から出る液を塗ると効果があるといいます。 新東医宝鑑によると、腎臓が弱くて下半身の無力感とともに歩行障害及び腰痛に悩んでいる人は、生栗を食べたり干した栗を食べると効果があるといいます。また、豚の腎臓に栗を入れて煎じて飲むのもいいといわれています。特に、腎臓機能の弱い子供達には栗が大変効果があるといわれています。

ホ・ジュンの東医宝鑑によると、「栗のイガは反胃(胃にたまった飲食物を吐き出す症状)、消渇(絶えずのどが渇く症状)、血が症状に使われ、セキトゥル(実が3つ入っている栗の中で真ん中のもの)は筋と骨がしびれて痛い症状に効く」といわれます。また、東医宝鑑では栗を栗子というが、「栗子は性質が温かく、気を補って腸と胃を丈夫にさせ、 の気運を補強する」と書かれています。また、「果実の中では体に最も良く、熱い灰の中の火で焼いて食べるのがいいといいます。ですから、中まで火を通すと気運が疎通せず、生の栗は気運を非常に発動させる」といいます。

しかし、これには注意する必要があります。風邪や肥満、産後の肥立ち、また便秘のひどい方はなるべく控えてください。

薬がなかなか手に入りにくかった時代に、先人らは食べ物を使って病気を治療する民間療法を開発しました。今まで伝えられてきている民間療法を通じて、私達がよくかかる病気とその治療法を知ることができます。