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栗の木は日光を好む陽樹なので、日陰の北向きは避けた方が良い。他の果樹に比べて栽培管理が容易で、傾斜のある地形でも比較的容易に栽培することができる。
輸送及び貯蔵性に優れているので交通の不便な山間地域でも容易に栽培できる。大体年平均気温10~14℃で最低気温が零下20℃以下に下がらない所が最適です。栗の木は細密な剪定はあまり要らない。但し、木の全体的なバランスを見て日差しと風通しに気をつけることが何よりである。
従来は種蒔きによって主に繁殖したため、各種個体間に性質の違いが
多かった。しかし最近は優良系統の育成と接ぎ木法による繁殖技術が向上して、望む品種は以前より容易に繁殖できるようになった。そして接ぎ木による活着率も90%以上となっている趨勢である。栗の木を植える時期は秋と春があるが、寒い地方では春が最も安全である。

接ぎ木のための台木用種子の播種時期は3月下旬頃で、播種の後、1年経過すると接木のできる台木となる。接ぎ木の時期は4月半ばから下旬頃が適期である。接ぎ木の方法としては切接ぎ、剥接ぎ、芽接ぎなどがあり、剥接ぎが最も良い。

栗の木が小さい時に窒素質をあげすぎると凍害しやすくなり、成熟木の時に管理を疎かにすると樹勢が弱くなるので、管理に気を付けなければならない。収穫はいが(毬)栗の3分の2以上が完熟した時に行う。自然落果したものを収穫するのが良いが、人手が要り、損失が増える。